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科学技術週間
2005.4.23(土)

科学技術週間って?
科学技術について広く一般の人たちに理解と関心を深めてもらい、日本の科学技術の振興を図ることを目的として、昭和35年に制定されています。全国のさまざまな機関で、主にこの期間に科学技術に関するイベントが行われています。
毎年、発明の日(4月18日)を含む1週間が指定されており、今年は18日から24日まででした。
そのなかで、この日23日は東京丸の内の丸ビルでサイエンスカフェなるものが開かれるというので、長男とともに行ってきました。
サイエンスカフェは、丸ビルの1階にあるカフェで、お茶をしながら気軽な感覚で最先端科学のトークを聞こうというものです。元宇宙飛行士で科学未来館館長の毛利衛さんが聞き役となり、「第2の地球を探す」というテーマで東京大学の須藤助教授を招いてお話を聞きました。
太陽系外の恒星をまわる暗い惑星をどうやって見つけるのか?
恒星のまわりを惑星が回るとその遠心力で恒星がわずかに揺れます。それはほんの僅かでゆっくり、人が歩くようなスピードだそうです。それを観測することで惑星の存在を見つけるのだそうです。また、恒星の前を惑星が通過すると、恒星の明るさが1%程度暗くなるのでそれを観測することでも見つけることができるのだそうです。
そうやって見つけた惑星は約150個。しかし、そのすべてが木星や土星のような大型ガス惑星。
地球のような惑星はまだ見つかっていません。
しかし、最近超巨大赤外線望遠鏡を使って直接惑星を見つけることができたという。地球型惑星を見つけるのもそう遠くない将来のようだ。
地球型惑星は存在するのか。そしてそこに生命が存在するのだろうか。
会場の観客にも意見を言ってもらいながら、楽しい時間を過ごすことができました。
(私も長男も発言の機会がありました。緊張した〜!)
またこのような催しがあれば、ぜひ参加したいと思います。

科学技術週間のHPはこちら


新しい丸ビルで行われました。

気軽な雰囲気でした。

至近距離に毛利さんがいます。
国立天文台
そしてこの日の夜は、三鷹にある国立天文台の公開観望会に参加しました。
JR中央線武蔵境駅からバスでおよそ15分。(駐車場はなくバスで行くしかありません。近所にもコイン式駐車場は見当たりませんでした。)
広大な敷地の中にあるいろいろな施設のうち、観望会で公開しているのは、50cmの反射望遠鏡。
毎月2回、金曜または土曜の夜に開催されます。
この日の観測対象は月。月は家にある11.5cm望遠鏡でも相当大きく見ることができるので50cm望遠鏡の威力を実感することはできませんでしたが、ぜひ、木星や土星が対象の時に見に行かれることをお勧めします。
きっと肉眼で見る月のように見えるはずです。

国立天文台のHPはこちら

国立天文台の前にて。

場所は三鷹にあります。駐車場がないのでバスで行ってください。

東大のお兄さんがこの日観測する月について説明してくれました。

ここが公開している天文台です。

50cmの反射望遠鏡。

この日は月のすぐそばに木星が見えてました。

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